ノンアルコールビールが大人気ですね。
肝臓の数値を気にせず飲めるので休刊日にノンアルコールビールを飲む人も増えているようです。
さて、ノンアルコールビールのひとつ「オールフリー」で有名なサントリーホールディングスが「特許権を侵害された」として、アサヒビールにノンアルコールビール「ドライゼロ」の製造や販売の差し止めを求めた訴訟がありましたが、アサヒビールは「サントリーの特許は既存の製品から容易につくることができるので、特許として無効」だと主張し、「オールフリー」のサントリーホールディングスが敗訴しました。
どこでも特許問題はあるんですが、そもそも
ノンアルコールビールってどういったものでしょうか?
アサヒ「ドライゼロ」
サントリー「オールフリー」
ブローリー「プレミアムラガー」
キリンビール「キリンフリー」「休む日のAlc.0.00%」
ホッピービバレッジ「ホッピー」
レーベンブロイ「アルコールフリー」
Binding Brauerei「クラウスターラー」
サンガリア「ホップの香りカロリーゼロ」
プロシュテル「ピュア&フリー」
などがあります。
ノンアルコールビールとは
いわゆるビールテイスト飲料のことで、日本では酒税法の分類によってアルコール分が
1%未満のものは酒類に含まれません。
ノンアルコールビールに明確な定義はないのですが、ビールに似せた味わいをもっていながらアルコール分を1%未満に調整した炭酸飲料といえます。
ヨーロッパではこういった商品はかなり前から製造されていて、アルコール分0.5%未満のものをビールテイスト飲料とし、0.6 - 0.9%のものは酒類に分類されローアルコール飲料と呼ばれています。
ノンアルコールビールの製法
ノンアルコールビールの製造方法は5種類
①ビールからアルコール分を除去する方法
日本国内では法的な要因でこの製法を採用することはできませんが、アインベッカーなど日本国外産の輸入銘柄ノンアルコールビールで多数採用している製法です。
②ビールと同様の製造過程において麦汁に酵母菌は入れずに炭酸を加える方法
キリンフリー、キリン休む日のAlc.0.00%、サントリーオールフリーなど。
③麦汁を使わずに麦芽エキスに炭酸などの成分を加える方法
アサヒダブルゼロ、サッポロスーパークリアなど。
④発酵時にアルコール分の濃度を低く抑えて1%未満に調整したもの
⑤清涼飲料水を使用してビール風の味付けを表現したもの
などがあります。
大きく分けるとビール製造の過程を踏んでいる製法とまったく違った飲料にビールの味をつけたものとに分かれますね。
ノンアルコールビールなら健康に良いのか?
体内に入ったアルコールは害がなくなるまで肝臓で分解され続けます。したがってアルコールを摂取が多ければ多いほど肝臓に負担がかかります。
アルコールの過剰な摂取が原因で、肝硬変などの肝臓病にかかってしまうことがあります。
ビールのアルコールは
5%前後ですが、ノンアルコールビールのアルコールは
1%未満となっています。
ここが問題。
ノンアルコールビールは1%未満ということはアルコールを少しでも含んでいるものがあるということです。
Alc.0.00%のようにまったくアルコールを含まないものもありますが、少しでもアルコールを含むものは多少なりとも酔いますし、肝臓にも負担がかる可能性があります。
もちろん妊婦や授乳にも悪影響がでないわけではありません。
また、アルコールは0%であっても糖分を多く含むノンアルコールビールの場合、太る可能性もあります。
ビールに比べてノンアルコールビールのほうがアルコール濃度が低いので健康に害を及ぼすほどではないということです。
あくまで量ですね。
しかし、たとえば
アルコール0.5%のノンアルコールビールを10杯飲むと、アルコール5%のビールを1杯飲んだと同じことになるというわけです。
ビールがやめれなくてノンアルコールビールを飲む方の中にはアルコール依存症になっている方が多いでしょうから量を気をつけましょう。
アルコールが0%であってもカロリー、糖分、プリン体には気をつけましょう。
アルコール濃度、カロリー、糖分、プリン体の量はラベルにも記載されていますから、それぞれの数値を調べてみるのもいいですね。
どちらにせよ飲みすぎには注意しましょう。
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